藤原小学校福祉体験学習 平成27年2月18日
講師に水上盲人会の北井邦子さん、点訳サークルClub eyeの阿部栄子さんと田村貴代美さんを迎えて、藤原小学校で福祉体験学習を行いました。
今年は藤原地区の雪の量が多いそうで、この日も一時雪が舞っていました。
まず、1・2時間目に、3・4年生を対象とした点字教室を行いました。
点字の基本である6点について説明を受けた後、点訳サークルのボランティアに教わりながら50音を書きました。
書いた文字を講師の北井さんに読んでもらいました。
書くのになれてきたら、点字専用のシール台紙に自分の名前を書いて、点字の名前シールを作りました。
また、北井さんからは、点字の成り立ちや点字が視覚障がい者にとって非常に大切な物であることを教えてもらいました。
続いて、3・4時間目は5・6年生を対象とした福祉学習を行いました。
北井さんの生い立ちや普段の生活について話を伺いました。
北井さんが携帯電話やスマートフォンの音声読み上げ機能を利用して使いこなしている様子を見せてもらうと、操作の早さと正確さに子どもたちが驚いていました。
最近は身近な物にもユニバーサルデザインの考えが取り入れられていますが、「一番大切なバリアフリーは、みんなが声を掛け合うことです」と北井さんはおっしゃっていました。
北井さんの講話の後は、アイマスクを利用したブラインドウォークを体験しました。阿部栄子さんに視覚障がい者を手引きで案内するときの方法を教わり、教室前の階段の上り下りをしました。
最初はおそるおそる歩いていましたが、阿部さんにアドバイスしてもらい安全を確認しながら案内することが出来ました。
その後、交代で北井さんに校舎内を案内しました。
授業の後は,一緒に給食を食べながら交流しました。自分たちと同じように、お箸を使いこなして食事をする様子に驚いていました。
授業の時より少し緊張が解けて、おしゃべりも弾んでいました。
障がいがあっても、様々な工夫をしたり誰かに手伝ってもらったりして自分で色々なことができること、そして言葉を通してコミュニケーションを図れることを知ることが出来ました。
北井さん、阿部さん、田村さん、ありがとうございました。